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【GDO TAIK Vol.12】国内外1000コースでラウンド達成!? GDOの名物社員に聞いた「あなたの知らない“ゴルフ場”の世界」

ゴルフの楽しみ方は多彩であっていい。上達やスコアアップはもちろん健康維持のため、または対人関係を深める機会とする人も多いだろう。GDO(ゴルフダイジェスト・オンライン)で練習場事業開発室に所属する江ヶ崎忠晴は、ゴルフに一家言持つ者の多い会社のなかでも群を抜いた“ゴルフ場マニア”。アマチュアゴルファーながら、国内外1000コースでラウンドという偉業を成し遂げた。

設計家の意図や土地の特徴など、プレー中だけでなくその前後の時間も費やしてゴルフ場の魅力をとことん味わうスタイル。独自の視点でゴルフ場を楽しむ江ヶ崎の語るゴルフ場の奥深さから、ゴルフの新たな楽しみ方や可能性が見えてこないか――。


江ヶ崎忠晴(えがさき ただはる):東京都出身の53歳。創業間もない2001年に入社し、初代ゴルフ場営業として提携コース数拡大に尽力。名古屋営業所から始まった全国拠点立ち上げの中で、趣味と実益を兼ねて日本各地のコースを巡りつづけ、2019年2月2日に見事1000コースでのラウンドを達成。現在は練習場事業開発室に移り、新規サービスの推進に従事している。趣味は、読書とゴルフ旅行。

「子どもの頃から収集癖があったんです、仮面ライダーカードや切手収集が好きでしたね」。こう語るのは、GDOの社内では後輩からも “エガちゃん”と呼ばれることの多い名物男・江ヶ崎忠晴だ。見ず知らずのオジサンの収集癖など知りたくもないだろうが、どの程度の凝り性なのか理解してもらうため、なるべく短く紹介しよう。その一面は、最初は読書に表れたらしい。高校時代には赤川次郎に傾倒して、近所の図書館の蔵書を読破。「今は伊坂幸太郎と佐伯泰英が好きで、読み終えた作品はすべてエクセルで管理しています」という言葉には、常人離れした制覇欲が垣間見える。

話を戻そう。江ヶ崎とゴルフの出会いは、ワーキングホリデーで滞在したオーストラリアの地。「当時はパブリックコースだと通常6~7ドルでラウンドできたんです。車を買い、友人といろいろなコースへ出向くようになったのが“ゴルフ場収集癖”の始まりでした」。すっかりゴルフマニアとなって帰国後、GDOに入社してゴルフ場営業の担当に。「入社初日から茨城県のゴルフ場に片っ端から電話して『GDOと提携しませんか?』と営業攻勢をかけていきました。茨城県と千葉県をメインに担当し、それから名古屋営業所を立ち上げ。大阪や福岡にも拠点を立ち上げる中で、各地のコースでラウンドしていきました」。

土地柄や地形、設計家の違いがコース独自の個性を生む。それゆえに、一つとして同じコースは存在しない。もちろんラウンドの記録はきっちりとエクセルで残してきた。「スコア・打数・OB数・パット数・費用・一緒に回ったメンバーなど、コースとラウンドの詳細もエクセルで管理しています」。好きこそものの上手なれ-。幸いにも、経験によって得た知見はそのままゴルフ場営業としての引き出しの数となり、マニアックな視点や意見は仕事に大いに生かされた。

 


2019年2月2日。記念すべき1000コース目のラウンド中


エクセル上の記録はともかくとして、江ヶ崎は、いったいどんな目線でその魅力を発見しているのだろうか――?「まず、コースには設計家のカラーが如実に表れています。お国柄の違いも大きいですが、ラウンドしていると『ここが〇〇先生らしいな』と感じられるものですよ」と江ヶ崎は言う。ちょっと分かりにくいのはマニアゆえだ。

「例えば、井上誠一先生は曲線美で、上田治先生はドラマティック。川田太三先生のコースには、必ず“たいぞうやま”という山の形をしたモニュメントがあります。一方、アメリカンスタイルで設計されたゴルフコースは優勝劣敗で明晰なのが特徴。要するに、成功すればバーディだけど失敗したらすぐボギーになるような設計なんです。ゲーム性が高いので、腕の良い人は楽しめるかもしれませんね」。語りだしたら止まらない。“口角泡を飛ばして”という勢いだが、伝わるだろうか?

続けよう。「上田先生が設計された大阪ゴルフクラブの13番ホールは、1打目は何の変哲もない風景から始まります。でも2打目を打つべく歩いていくと、いきなり目の前に海の絶景が広がるんです。上田先生の設計にはそうした工夫がちりばめられていて、コースを回りながらそのポイントを探すのも楽しいですよ」と、江ヶ崎。コース設計の裏に秘められた設計家の想いを汲み取るのが、ゴルフ場マニアにとっては醍醐味なのだという。

しかも、同じ設計家であっても、時期によってコースの様相は異なるのだと言う。「初期・中期・後期で設計理念は変化していきます。井上先生のコースの場合、初期は地形を生かした設計ですが、造成にブルドーザーが使えるようになった後期はややアメリカンスタイル寄り。一人の設計家のコースに絞ってラウンドを重ねるのも、おすすめの楽しみ方です」

 


(左)江ヶ崎忠晴 (右)村田剛康氏 / 飯能くすの樹カントリー倶楽部 支配人


事実、江ヶ崎は「この先生のコースにしてはちょっと印象が違うな」と感じ、そこからコースの改修に気づいた経験もある。少し視点を変えてみるだけで、ゴルフ場では興味深い魅力がたくさん発見できると目を輝かせる。そして、江ヶ崎は噛み締めるように、ゴルフ場の奥深さはミクロな部分にも息づいているものだ、と言葉を続けた。

「例えば芝や木の種類ひとつをとっても、水はけや動線に関わってくる。使われているのには明確な理由があるものです。そういったポイントに着目していくと、プレー以外でも面白味をたくさん見つけられるでしょう。また、立地そのものに理由があることもあります。例えば、井上先生が設計された栃木の名門・日光カントリーは、すぐそばを流れる大谷川の豊富な水源によって微妙に土地が隆起するんです。そのかすかな傾斜を生み出すためにこの土地が選ばれたのだ、という必然性を感じました」。江ヶ崎の目に映るゴルフ場はまさしく、感性と理性が融合して織りなすダイナミックな楽しさにあふれる場所なのだ。

“ゴルフ場マニア”の情熱はとどまるところを知らない。より深く知りたいという想いが高じた江ヶ崎は、ゴルフ場の支配人ともよく一緒にラウンドを行っている。「GDOに入社し長年ゴルフ場営業に従事してきたことで、ゴルフ場で働く皆さまとも幅広くコミュニケーションをとる機会に恵まれました。プロフェッショナルならではのお話を伺って知見を深め、信頼関係を築く姿勢は常々大切にしています。

また、数多くのコースを経験してきたからこそ、私自身のなかでも引き出しがどんどん増えていきました。プレーの進行をよくする動線設計、レストランのメニューに対する提案。ユーザー目線でゴルフ場を見続けてきたからこそ言える率直な意見を、支配人に直接聞いてもらえることは、私の仕事のやりがいでもあり、どんどんマニアックにラウンド数を重ねるようになった原動力でもありますね」。江ヶ崎ほどではないにせよ、ゴルフを愛する者が圧倒的に多いGDOの社員には、こうした喜びや熱さを秘めて職務にあたる者が少なくない。

 


記念すべき1000コースのラウンドの際にGDOの有志メンバーからお祝いとして贈られたネームプレート


ゴルフ場マニア江ヶ崎には、ファンの人へどうしても試してもらいたいことがあるという。それは「何でもいいから一つのテーマを決めてラウンドする」ということだ。「例えば関東の河川敷ゴルフ場を全てラウンドするでもいいし、レストランのおすすめ料理を制覇してみる、でもいいと思います。一つでもテーマを持ってラウンドをすると、こだわりが生まれ、ゴルフ場の違いを見つけやすくなるんです。すると、今まで感じたことのないゴルフ場の魅力やその奥深さにきっと気づくことができます」。コースのゴルフ場をラウンドして得た知見や経験を世の中に発信し、より多くのゴルファーのゴルフライフを豊かにそして楽しくしたいという江ヶ崎の熱い想いは果たして伝わっただろうか――。

 


「楽しみ方は人それぞれ。テーマを決めるとゴルフはもっと楽しくなる」と話す江ヶ崎


(文・黒田あき 写真・長尾真志 構成・Golf Links the World編集部/谷)

 

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