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ドレスコードは水着とビーサン? 海風とロックに包まれた南の島でフルスイング!

透明度の高いマリンブルーを際立たせるアイボリーの砂浜。本土より一足早くシーズンインする宮古島のビーチには、開放感を盛り上げる心地よいビートと歓声、そして打球音(!)が聞こえていた。そう、夏の代表的なレジャーといったら「海」。そしてイベントといえば「フェス」だろう。「宮ロック」という通称で14年にわたって開催されているロックフェス「MIYAKO ISLAND ROCK FESTIVAL」に、GDO(ゴルフダイジェスト・オンライン)は2019年、初めて参加させてもらった。

 




【動画】宮ロック 2019 今年も来場者数は7,000人を超える大盛況


「BEGIN」「MONGOL800」といった地元沖縄出身のアーティストをはじめ、「ELLEGARDEN」や「UVERworld」ら今をときめくアーティストが名を連ねた南の島の名物ロックフェス。GDOが参加した理由はいたってシンプルで、「宮ロックに参加する若者たちに、ゴルフを楽しいと思ってもらいたい」という想いだ。「ロックフェス×ゴルフ」の化学反応への期待だ。宮ロックに参加する若者たちにゴルフを楽しいと思ってもらいたい。

もちろん、宮ロックの場を借りてゴルフをしたからといって、必ずしも皆が楽しいと思ってくれるはずはない。ただ、そこはゴルフの「楽しい」をクリエイトすることが使命の会社「GDO」。初心者から経験者まで共通してゴルフの楽しさを味わえる仕掛けを本気で考えた。それが「ビーチゴルフ」である。

ビーチゴルフとは・・・ 今回発案したアイデアなので、まずは動画をご覧いただきたい。

 




【動画】一見難しそうに見えるが、初心者でも近くまで飛ばせる


ビーチゴルフの醍醐味は、「海に向かってボールを打つ」非日常性にある。岸から数十ヤード先の海に的となる島を浮かべ、ビーチからその的を狙ってショットする。的に見事命中させれば、ゴルフボール型の石鹸をプレゼント。ビーチ上の安全に配慮してゴルフボールではなく、衝撃が加わると中に入ったLEDが発光する仕掛けのゴムボールを使用した。おかげでボールはすべて海に浮くので見つけやすい。参加者が放ったボールは、水着姿のGDOスタッフが1つ残らず回収し、海を汚さぬよう再利用した。


ビーチ×水着×ゴルフ 流行りの“インスタ映え”になりえるか


GDOがビーチゴルフを行ったトゥリバービーチは「宮ロック」メイン会場に隣接していた。アーティストの入れ替わり時や昼食の時間帯、ちょっと一服のタイミング…などで想像以上に「宮ロック」のオーディエンスに立ち寄っていただいた。大阪から「宮ロック」を楽しみに来ていた2人組の岩下さんと有吉さんは、ビーチゴルフの体験後、うれしい感想を語ってくれた。


大阪から来た27歳の男性2名 左から岩下さんと有吉さん(どちらもゴルフ未経験者)



――ビーチゴルフを体験してみていかがでしたか?


岩下さん:超エモい※1 っすね。某バラエティ番組の浮島にボールを打って芸人さんがキャッチする企画あるじゃないですか。前からあれをやってみたくて……でも、どこに行ってもあんなこと出来ないじゃないですか。でもそれに近い企画が思わぬところでやってるから正直興奮しました(笑)


――ゴルフ未経験でも楽しめましたか?


有吉さん:楽しかったです!これが普通のゴルフボールだったら絶対難しいんでしょうけど、このボールなら安心して狙える気がしました。あと、普通のクラブのほかに、プラスチックのクラブ(※スナッグゴルフ)もあるし、女性も子供も楽しめるように工夫していて凄いなと思いました。


――普通のゴルフはやってみたいと思いますか?


岩下さん:はい、やってみたいと思いました。確かにこれはエンタメ要素が多いですけど、これもひとつのゴルフですもんね(笑) 今までゴルフなんて全く触れてこなかったですけど、こういう「ゴルフって楽しい」と思える機会が増えれば増えるほど、僕らみたいな「若者のゴルフ未経験者層」のアンテナに引っかかると思います。またこういう楽しいゴルフを企画してください!!


MIYAKO ISLAND ROCK FESTIVAL実行委員長・野津芳仁(のづ・よしひと)氏


一方、列の途絶える時間がほとんどなかったGDO初挑戦のビーチゴルフに、図らずも“共通点”を見つけて語ってくれたのは、「宮ロック」の実行委員長を務める野津芳仁(のづ・よしひと)氏。「若者はもちろんですが、小さい子供たちにも大人気でしたよね。僕らが、14年前に周りの友人たちを集めて宮ロックをやり始めたときに思っていた『宮古の子に本物の音楽を聴かせてあげたい』というメッセージを改めて思い出しました。離島って何をするでも本島へ行かないとできなくて、子供だと尚更一人で出掛けられないという課題があったんです。そんな僕らのフェスがゴルフと交わると、こんな新しいゴルフのカタチが作れるんですね」。

「宮ロック」創設時からの中心メンバーで、イベントの成長に尽力してきた野津氏に言われると、“思い付き”の実現にてんてこ舞いだったビーチゴルフのGDOはなんだかこそばゆい。


夕暮れのビーチでも子供たちの行列は絶えない


ゴルフの「接待」や「おじさんのスポーツ」といったネガティブな印象を、「海」や「ロックフェス」へ持ち込むことで“化学反応”によって払拭したい。そして、若者に楽しんでもらいたいと思って取り組んだ、今回の宮ロック参戦だった。こんなにも子供に人気のイベントになるとは思っていなかったが、この取り組みが、もしも将来のゴルファーの創造に少しでも寄与できるのならまさに本懐といえる。


イベント前にGDOスタッフで記念撮影!来年も会場に出没するかも・・?


若者たちの行動で最近の特徴といえる「インスタ映え」や「フォトジェニック」の要素も考慮しながら実施したビーチゴルフという新しいゴルフのカタチは、SNSでの共有も多くされ、総じて若者に受け入れられたようだった。流れてくるサウンドに乗せられ、手応えも大きかったこの体験を生かし、今後も流行の変遷にアンテナを張りながら最先端を行くゴルフのカタチを追求していこうと思う。

※1 エモい:英語の「emotional」を由来とした、「感情が動かされた状態」、「感情が高まって強く訴えかける心の動き」などを意味する日本語の形容詞

(写真・角田慎太郎 文・Golf Links the World編集部/谷)

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